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メディカルネットワークの「人材育成」について聞いてみました

最近の就職活動の傾向として、巷では売り手市場と呼ばれています。

 

また、2017年より経団連加盟企業の選考開始時期が、当初予定されていた8月スタートから2カ月早くなり、6月スタートに変更となるなど、仕事に就く環境も一昔前とはなんとなく変わってきたように感じます。

 

売り手市場で、私たち福祉の現場は深刻な人手不足が問題です。

ケアマネジャーも同様で、実務に就く方は少なく、ケアマネジャー不要論も未だに消えてい ません。質の向上をいかに行うのかという課題に直面しています。

 

さて、就活という点でケアマネジャーは、すでに社会人となってからの転職という形が多い職種です。その為、入社から「新人教育」という課程は必須です。しかも新人教育を司るのは他でもない企業側であり、各々に任せているのが現状・・・

つまり、企業によってやり方や考え方が違うという事です。

 

 

 

そこで、今回は㈱メディカルネットワークの「教育」をテーマ に当社の次長・教育担当「中岡禎子」に話を伺いました。

 

 

 


<プロフィール> 

中岡 禎子(なかおか ていこ)

(株)メディカルネットワーク 次長 教育担当

所属:㈱メディカルネットワーク居宅介護支援事業所長与

始めて福祉業界の仕事に就いたのは、介護老人保健施設の入浴介助から

その後、訪問介護や通所リハビリテーションの経験を経て、

㈱メディカルネットワークのケアマネジャーに。

㈱メディカルネットワーク在籍年数14年

 

~新入社員に伝えたい事~

 

  • Q.㈱メディカルネットワークでの役職・お仕事・役割を教えてください。
  • A.役職は次長・教育担当です。主に「接遇」について職員に伝えていく事が多いです。
  •  例えば、毎週開催されている各事業所の会議(週会議と呼称されています)に参加して、高齢者の気持ちなどを伝えてい
  •  ます。

 

 

  • Q.「ケアマネジャーの人材育成」とは何だと思いますか。
  • A.「その人らしさ・その人にあった」ケアマネジメントが出来る人材を育てる事です。ケアマネジャーとして・・・という
  •  よりも、まず人としての一般教養・接遇等を身につける事を最優先にしたいです。
  •   ㈱メディカルネットワークでは、4事業所(諏訪、長崎南部、長与、長崎北部)それぞれに新人の教育担当を位置付け
  •  て教育に取り組んでいます。

 

 

  • Q.いよいよ2月から28年度の実務者研修が始まりましたが、まさに今、ケアマネジャーを目指して勉強されている頃だと
  •  思います。当社を志望し、入社してくるかもしれない未経験の方は、不安一杯で飛び込んでくると思います。そこで、企
  •  業としてその教育面での受け入れ体制について何か具体的な指導方法等があればお聞かせください。
  • A.各事業所の所長が教育担当も担っています。新人研修制度により3ヵ月間「指導マニュアル」に沿って親切・丁寧に指導
  •  を行っていきます。
  •  教育担当の立場としては、ケアマネジメントの基本はもちろんですが、人生の先輩として伝えられる事をお話ししています。

 

 

 

  • Q.ケアマネジャーのスキルアップと巷ではよく耳にしますが、㈱メディカルネットワークでは新人から現実務従事者まで、
  •  スキルアップを図る取り組みは何かありますか?
  • A.事業所レベルでは、各事業所で週会議の中で、事例検討・症例検討・社会資源・ケアマネジメント技術等を学習し、情報
  •  共有を図っています。
  •  また、法人としては当社のグループにMVW総合サポート(株)という会社があり、MVW総合サポート(株)の主催で1
  •  年間に渡って取り組む「専門研修」「管理者研修」一般常識や介護技術ケアマネジメント技術のレベルアップを図る仕組みとして「ケアマネ・スター制度」があります。
  • MVW総合サポート株式会社

 

 

  • Q.いよいよ新カリキュラムの導入が始まり、最も新しい情報、制度、考え方等の知識を有する新人ケアマネジャーが誕生し
  •  てくるわけですが、その事について何か意見やお考えはありますか。
  • A.筋骨格系疾患や廃用症候群 など今までにはなかったカリキュラムを学ぶために、介護支援専門員のフォローアップ研修
  •  へ積極的に参加しないといけないと思っています。

 

  • Q.教育、指導という点で、ケアマネジメントの手法以外にも、ベテランケアマネジャーとして中岡さんから新人社員へ伝えていきたい事はありますか。
  • A.㈱メディカルネットワークのケアマネジャーで最年長の私が、高齢者の気持ち・齢を重ねるとはどういうことか・・・という事を伝えていきたいと思います。
  •  また、高齢者に寄り添いやすくなるように、出来なくなる事などを伝えて、ケアマネジメントに役立ててもらえば良いと思っています。

 

  • インタビューを終えて・・・
  • 現在、福祉業界の人手不足は社会問題になっています。そんな中でも、行わなければならない事は「人材」を育てる事。質を求められる以上、「教育の在り方」をしっかり設計する事は企業の役割であり、ケアマネジャーの未来への投資ではないかと感じています。
  • 平成28年度にケアマネジャーの試験に合格された方は、ケアマネジメントについて勉強しながらも不安や期待が膨らみ、これからケアマネジャーを実践するのか悩んでおられる方もいるのではないでしょうか?
  • 実は、メディカルネットワークに就くケアマネジャーのほとんどは未経験者です。インタビューの中でもあったように、㈱メディカルネットワークでは「指導マニュアル」を作成し、未経験の方でもケアマネジメントが身に付く体制が整っています。
  • ケアマネジャーの仕事に興味のある方、ご利用者さま・ご家族さまの生活を一緒に支えていきませんか??
  • インタビュアー:谷川 アシスタント:宮山  企画作成:広報委員会

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